養豚生産

川南町は豊富な地下水と広大な台地を利用し畜産業が盛んで、特に養豚は県内第二位の飼養頭数を誇ります。尾鈴ミートの農場は、国指定史跡・川南古墳群の中に位置し、入口には前方後円墳の小高い丘があります。南国の穏やかな気候で冬も比較的暖かく、町の喧騒から離れた静かな環境のもと、のびのびと豚は育っています。
より快適な飼育環境で、安定した品質の豚をつくるため、2021年より規模拡大に着手。2024年の完成に向けて、新たな豚舎の建設を進めています。新豚舎がすべて完成すると、現在の3倍となる約1万8000頭を飼育できる施設となります。

食肉販売

尾鈴ミートで生産される豚は、産肉性の高い大ヨークシャー種(W)と、繁殖性に優れたランドレース種(L)を母豚とし、肉量や肉質に優れたデュロック種(D)の雄を掛け合わせてできる三元交雑種(WDL)です。肉質はやわらかく、脂はさっぱりとして食べやすいのが特長です。エサには乳酸菌、納豆菌などの有用微生物を配合しており、肉の臭みや煮たときのアクが少ないとの評価をいただいています。お肉は主に九州、中国、関西の生協(グリーンコープ)に出荷しています。2020年より自社ブランド豚「いとし豚」を立ち上げ、ECサイトでの販売を行っています。今後は小売店や飲食店との取引も行っていきます。

いとし豚ブランドサイト
https://itoshi-buta.jp/

飼料の製造販売

豚に与えるエサは、農場での自家配合を行っており30年以上継続しています。通常は飼料会社で配合された餌を購入して与えるケースが多いなか、尾鈴ミートではトウモロコシや大豆などを個別に購入し、農場内でブレンドしています。こうした経験を活かし、飼料の製造販売を行っています。8年前からは食品残渣(ごはん、調理済み残さ、給食残さ等)、食品製造副産物(パン、乾麺等)を使ったリサイクル飼料の製造を始め、自社で使用するほか、他社へ販売しています。飼料に使う米やトウモロシの栽培も一部始めており、配合飼料の高騰に苦しむ農家の負担軽減や、フードロス、耕作放棄地の解消にも努めています。

路地作物・飼料用作物の生産

私たちは良質な豚肉を提供しながら、地域の農業を守り、持続可能な社会づくりに貢献したいと考えています。その一環として飼料用の米やとうもろこしを自社で栽培し、飼料の一部に使っています。また近隣の農家に代わり、堆肥散布、除草、その他の作業を行い、人手不足の解消を担っています。

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